すぎやま先生のご冥福をお祈りいたします。
目に飛び込んだ突然の訃報に驚き、それは見間違いだと信じたくて、
帰宅後に先生をしのぶ多くのコメントを見ても、
それでもまだどこかで信じたくなくて。
蒼さんに「コンサートに誘ってくれてありがとう」と言われて、
本当のことなんだと理解したとき、涙が出ました。
ドラクエとは小学生の頃からの付き合いで、もちろんCDも買ってもらって、
今でもずーっと聴き続けているってすごいことだよね。
ゲームの方は発売ペースもあるから年中遊び続けているわけではないけど、
音楽はそれに関係なく年中聴いているので、
自分の中に1番刻み込まれているドラクエの要素は
もしかすると「音楽」なのかもしれません。
めちゃくちゃはまっているゲームがあると
そのときはその作品の曲ばかり聴くことはもちろんあるんだけど、
結局戻ってくるのはいつもドラクエです。
特に去年は、リモートワーク中にすっごい聴いていました。
「家とはいえ、仕事中に聴いてもいいのかよw」って突っ込まれるとアレですが。
すぎやま先生ご自身が指揮をされたコンサートで私が鑑賞したのは、
2019年9月の「11」が最後となりました。「11S」の発売前。
2020年はおそらく新型コロナの影響なのか毎年8月恒例のコンサートが行われず、
今年も開催されることはありませんでした。
人数を制限して開催することはできたのかもしれないけど、
先生のお年も考えると仕方がないのかな……と勝手に思っていましたが。
演奏のすばらしさはもちろんなんだけど、先生はトークも面白くてね。
「ドラクエの作曲家」としてのお話だけでなく、
1プレイヤーとしてもがっつりゲームをプレイされているので、
すぎやま先生も本当にドラクエが好きなんだなと伝わってきて、
毎回どんな話が聞けるのか、コンサートの楽しみのひとつでした。
もう、自分の年齢にレベルを当てはめた「レベル〇〇です!」は聞けないのか……。
「ドラクエ12が遺作」とニュースで読みました。
全曲完了しているのか、それともすべてではないのかわかりませんが、
いずれにせよ先生ご自身の指揮での「世界初演」を
鑑賞することが叶わないのがとても残念です。
これからもいつも通り、好きなときにドラクエの曲を聴くことが
先生への手向けになると思っています。
素晴らしい曲の数々を本当にありがとうございました!